吉田機工のブランド
「クレド(Credo)」は信条や価値観という意味のラテン語で、企業活動において基準・拠り所となる価値観や行動規範を指すものです。吉田機工では独自にクレドを策定し、お客様に感動していただくため、スタッフが人生を充実させるため、そして自社が発展しながら地域社会に貢献していくために、全社一丸となって製缶溶接や金属加工サービスの提供に努めています。
ブランドメッセージ
ものづくり、人づくり、
幸せづくり。
Manufacture products, talent, and happiness.
私たち吉田機工が仕事において果たすべき役割を、ブランドメッセージにしました。「ものづくり」の会社として技術や品質にこだわること、良いもの・良いサービスを提供する上で欠かせない「人づくり(教育・指導・マネジメントによるスタッフの成長)」を大事にすること、そしてお客様・スタッフやその家族・会社・社会全体のための「幸せづくり」が大目標であることを宣言しています。
タグライン
お客様に
真っ直ぐ向き合い、
「大きな要望」にも
対応できる
金属加工のプロで
あり続けます。
「正直」「素直」「率直」という吉田機工の特長や誠実さ・スピード感を、「真っ直ぐ」という言葉で表しました。「大きな要望」の「大きさ」には、製品の規格だけでなく対応の柔軟性や将来性といった意味もあり、お客様やスタッフ、社会の幅広いニーズに応えていくという意志を込めています。私たちには金属加工のプロであり続けるという覚悟があり、そのための努力を惜しみません。
吉田機工の理念体系
あらゆる行動・判断基準は、経営理念を最上位とするピラミッド構造の概念に沿ったものでなければなりません。以下に記載したピラミッド構造は、上位から下位までの各概念とその位置関係を示しています。スタッフ一人ひとりの成長や活躍が、経営理念の実現につながっていきます。
経営理念
共に尊び感謝し、
共に学び成長し、
共に豊かになる
吉田機工では、経営理念を以下の3つの要件を満たすものと定めています。
錦の御旗になるもの
人は、大義を持たなければ大きなことを成し遂げられません。「君子は義に悟り、小人は利に悟る。」と『論語』にあるように、君子(人格者)は「正しい道を進んでいるかどうか」で常に物事を判断します。
経営の物差し(価値判断)になるもの
色々な事業に手を出したり、横道にそれたりするのは、明確な理念がなくその場しのぎの判断をしているからです。経営における価値を常に正しく判断できる物差し(基準)を持っておくことが重要です。
エネルギーの源泉になるもの
仕事をする中では、時に厳しさに耐える必要もあります。経営理念に共鳴し、使命感を抱いて仕事をしているスタッフは気持ちの持ちようが違うので、どんなに重い荷物でも軽く感じます。
ストーリー~
吉田機工における「幸せ」の定義~
この人間社会はすべて、誰かの仕事でできている。毎日私たちが不自由なく過ごせるのは、今この瞬間も誰かが私たちのためにがんばってくれているからである。この世の中は人間の努力でしか良くならない。例えば花屋には花屋の、医者には医者の、漁師には漁師の「社会から与えられた役割と責任」があり、彼らや先人のたゆまぬ努力のおかげで私たちは快適で豊かな生活を享受している。まずはそのことに思いを馳せて、深く感謝をしよう。
そして私たちにも、「金属加工屋としての尊い役割と責任」がある。社会から与えられたこの舞台で、私たちは遠慮なく輝いていい。世の中の人々を幸せに、豊かにするため、私たち吉田機工にできることは無限にある。
自分たちを信じよう。自分たちの力を、自分たちが積み上げてきたものを信じよう。私たちは決して大きな会社ではない。でも私たちには、どんな大きな会社にも負けないものがある。どこにもない歴史があり、どこにもまねのできない技術があり、そしてどこにも負けない優秀な人財がいる。私たちは図面どおりの製品を作っているだけではない。お客様の笑顔と明るい未来を、毎日この手で創っているのだ。
困難や問題を、両手を広げて歓迎しよう。これらは私たちを全人格的に成長させてくれる磨き砂であり、ご馳走なのだから。
互いに信頼し、助けあい、励ましあう、あきらめない大人の姿を、次代を担う子供たちに届けよう。吉田機工の営業活動で最も価値高いもの、それは私たちの働く姿なのだから。
スピードを上げよう。私たちが成長することでしか実現しない明るい未来を、1日も早く待ち望んでいる人たちがいるのだから。私たちが1日遅れると、日本が1日遅れるのだ。
そして、どんなときも誠実であり続けよう。そのことは、心から誓おう。
仕事は私たちに充実感や生きがいのある毎日、お客様からの感謝、家族の誇り、社会で必要とされている実感という「幸せ」をもたらしてくれる。私たちの幸せとは、人を幸せにする努力そのものである。そのことをいつも忘れないでいよう。
私たちはさまざまな場所で生まれ、さまざまな時間を経て、さながら奇跡のように、この仕事、この会社、この仲間に出会った。そのことを心から喜ぼう。そして今ここにいる自分に感謝し、その使命に心血をそそぎ、かけがえのない仲間のために働くことを、誇りとしよう。
人間の情熱を、人間のために使う幸せ――。私たちは、一人ひとりが吉田機工です。
使命と目的
社会貢献、顧客感動、社員充実。
「顧客満足」や「従業員満足」という言葉が一般化してきましたが、吉田機工では「満足」という表現を具体的に置き換え、顧客「感動」、社員「充実」というスローガンを企業活動の使命と目的に掲げています。私たちはサービス提供を通してお客様とスタッフ、そして社会全体が幸せになることを目指しています。
社員心得10ヵ条
第一条 まずは私がやる。先頭に立つ。
第二条 ピンチはチャンス、前向きな言葉のみを使う。
第三条 問題のあるところに生きがいを見出す。
第四条 手法は100万通り、あきらめない。
第五条 何気なくやらない、人類のためにやる。
第六条 人を信じ、夢を信じる。
第七条 最大の困難に、笑顔で挑む。
第八条 他人とは、感謝で付き合う。
第九条 人生のすべてを楽しむ。
第十条 最高の報酬は、感動の涙。
「社員心得10ヵ条」は、すべてのスタッフと会社(吉田機工)の約束事です。これらの約束を果たしながら、経営理念の実現に努めてまいります。
教育理念
自立型姿勢の人財育成と
相互支援型組織の構築
吉田機工は、すべての社員が自立型の姿勢を身につけることを目指して教育・指導方針を策定しています。「自立型姿勢」はいかなる環境・条件の中でも自らの能力と可能性を最大限に発揮して道を切り開いていこうとする姿勢のことであり、以下の5つの要素で構成されます。
「自立型姿勢」とは
1.自己依存
- 状況の変化や相手に期待せず、自らの可能性に期待する
- 自発的な行動をとる
- まわりの見本となるように行動する
2.自己管理
- 自分の持っている能力を最大限に発揮しようとする
- 自分のできないことに挑戦する
- いかに自分が充実するかを考える
3.自己責任
- 問題の原因は、自分自身にあると考える
- 問題から逃げず、真正面から受け止める
- 問題に直面したことを飛躍のチャンスと受け止める
4.自己評価
- 自分が納得するまであきらめない
- 他人が見ていないところでこそ努力する
- 一流や本物を目指し、正しいと信じたことを貫く
5.他者支援
- 他人のすべてを受け入れる
- 他人を励まし支援する
- 他人の成功を共に喜ぶ
「相互支援型組織」とは
1.他の社員を信頼し、欠点があれば補いあう
2.他人を成功させるために、自己の資源を提供しあう
3.自分の仕事の責任を果たしたうえで、他人のため他部署のためにできることを自発的に探し、お互いに助けあう
4.皆で力をあわせて経営理念を達成しようという共創の意識、役割の認識を持っている
5.出世は目的ではなく結果である。個人は他人の出世のために、自己を研鑽する
行動指針
-
- 1. Safety…安全
- 2. Courtesy…礼儀正しさ
- 3. Quality…品質・納期
- 4. Efficiency…効率
- 「SCQE」
感動してもらえるようなサービスを提供するにあたって、どのようにすべきかを明確にしたのが行動指針です。私たちは「安全」に製缶溶接や金属加工の作業に取り組み、お客様や仕入れ業者の方に対して「礼儀正しさ」を欠かさず、求められた「品質・納期」を確実に守り、「効率」を重視して無駄なく業務にあたることを大切にしています。
経営目標
- 1.高い技術力と品質で、お客様の深い信頼を得ることを目指します。
- 2.人格的成長と能力的成長を求める社員にとって、居心地の良い会社を目指します。
- 3.全員が真に自立し、チームワークを重んじた会社を目指します。
- 4.全員が人格的にも能力的にも優れた組織集団を目指します。
- 5.お客様のために絶えず進化する会社を目指します。
吉田機工では「成長」というキーワードに主眼を置いて企業経営・組織運営を行っています。経営理念の実現には、これら5項目の達成が欠かせません。「ものづくり」だけでなく、「人づくり」も経営目標の一つです。
社長の使命宣言
経営理念の実現のために自ら見本となって本気で取り組み、
社員を信頼して支援し続けることによって、
「誰もが幸せを実感できる職場」を創ります。
トップが経営理念を「自分の言葉」で伝えられなければ、いつになっても現場には浸透しません。社長自らが経営理念を実現するために、率先して社員心得や行動指針の体現に取り組む必要があると考えます。
基本行動
私たちの「凡事徹底」
「凡事徹底」とは、「なんでもないようなこと、当たり前のことを徹底する」「当たり前のことを、他人の追随を許さない領域まで極める」という意味を持つ四字熟語です。吉田機工では、以下の「当たり前」の実行を常に意識し、徹底しています。
あいさつ
- 1.あいさつは足を揃え、相手の目を見て笑顔でします。
- 2.出勤時には「おはようございます」と大きな声で一礼します。
- 3.退社時には「お先に失礼します」と仲間に声をかけます。
- 4.お客様、仕入れ業者の方には「いらっしゃいませ」と声をかけます。
- 5.食事の前は「いただきます」、食事の後は「ごちそうさまでした」と言います。
- 6.各部署の入り口では「入ります」、出口では「失礼します」と一礼します。
- 7.名前を呼ばれたら明るく大きな声で返事をします。
身だしなみ
- 1.清潔な正しいユニフォームを着用します。
- 2.化粧は濃くないです。ひげは剃ってあります。
- 3.長い髪はまとめてしばります。髪の毛は自然の色です。
- 4.指輪、ネックレス、イヤリングはしません。
- 5.背筋はピンと伸びています。
- 6.ポケットに手を入れません。
公私のけじめ
- 1.始業10分前に職場に入ります。
- 2.無断欠勤、遅刻はしません。前もって責任者に報告をします。
- 3.急用、病気の場合でも始業時間前に会社に連絡をします。
- 4.無断で職場を離れません。
原価意識
- 1.勤務時間を計画的に使います。早足で歩きます。
- 2.工具、器具、材料は使用後、定位置に戻します。
- 3.トイレ、事務所、通路の電気や機械、換気扇、エアコン、ストーブの電源は使用後に切ります。
その他
- 1.トイレは使う前よりもきれいにして去ります。
- 2.履きものを揃えます。
- 3.落ちているゴミを拾います。
成長シート
ここまでご紹介してきた「経営理念を頂点とする理念体系」は、吉田機工の特徴であり大きな強みであると考えます。そしてこの理念体系を「絵に描いた餅」で終わらせないために、成長シートを活用した独自の人事評価制度を設けました。
スタッフが成長シートに記載した自己評価を見ながら上司と面談を行い、目標に対する現在地を確認します。上司によって個人の評価に「甘い」「辛い」が出ないよう、部門を超えてマネージャー層で話し合って決めていくのが特徴です。
成長シートは4つの柱で評価基準が構成されており、会社が期待する役割を明確にしているため自身と上司の評価におけるミスマッチを確認しやすいというメリットがあります。理想とする働き方は人それぞれ、成長の度合いも人それぞれなので、全スタッフが成長を意識し、納得して働ける体制の構築に努めています。